自宅にボルダリングのプライベートウォールを作成した話

「ボルダリングがやりたくて、でも近くにボルダリングジムはなくて…」
そんな環境だったので、納屋にプライベートウォールを作ってしまった。

「ボルダリングをしたいけれど、田舎で近くにジムがない」

という方はいっそ思い切ってプライベートウォールを作って見てはいかが?
壁の製作工程や材料費なども紹介するので、是非参考にしてほしい。

もしかしたら、あなたの納屋や空き部屋がボルダリングジムに変貌してしまうかも!?

プライベートウォールを作るのにかかった費用と材料

プライベートウォールを作るにはやっぱりお金が必要。
でも、自分で壁を作るのであればそんなに費用は掛からない。

今回施工したのは「高さ1.8m×幅1.8m」の壁
今後も増設する予定が、コストに関してはおおよその目安は出るはずだ。

結論から言うと、掛かった費用は「高さ1.8m×幅1.8m」の壁でおよそ14700円

その内訳を紹介していこう。

今回購入した素材は

  • コンパネ 板厚12mm 幅900mm×1800mm:1500円×2 = 3000円
  • 2×4(ツーバイフォー材)長さ2430mm:500円×3本 = 1500円
  • Tナット M10:100個/袋 1600円
  • M10ボルト×長さ45mm:50本/ケース 1300円
  • ホールド:28個6000円(今回はメルカリで中古を購入)

ホールドは新品で買うと高いので、問答無用で中古だ。
タイミングが良ければ安いものが手に入る。

コンパネや構造用合板は、区別がつきにくいが、こちらの記事で解説しているので知りたい人はチェックしてみてほしい。

>>ホームセンターで困らない!コンパネ・合板・ベニヤの違い

この他に在庫していた

  • 3.8×45mmコーススレッド
  • 4.2×75mmコーススレッド

を使った。

購入した工具は

  • 12mmの木工用ドリルビット:800円
  • 8mm六角ビット:500円

加工に使用した工具は

  • 卓上丸のこ
  • インパクトドライバ
  • 金づち

の3つだ。

卓上丸のこは、事前に寸法を測っておけばホームセンターでカットを依頼できるので、実質必要なものはインパクトドライバだけといって問題ないだろう。

プライベートウォールの作り方

早速施工の方法を解説していく。

と、その前に作業の流れをタイムラプスで撮影したので、興味のある人はみてほしい。

我が家の場合は駐車場への施工だったので、垂木の施工が特殊だったかもしれないが、垂木をしっかり取り付けられれば屋内でも全く同じのはず。

強度があればそれで問題なかろうなのだ!

コンパネに穴をあける

まずは、コンパネに穴をあけるための基準線を描いていく。

端から50mmの位置に線を引き、そこから100mmピッチで線を引いていく。
端のみ50mmなのは、コンパネを重ねたときに端の穴が100mmのピッチになるようにするためだ。

幅方向、長さ方向のどちらも同じ方法で線を引いて問題ない。
今回施工して「100mmピッチでは穴が多すぎた」と感じたので、その辺りは個人の好みで調整してほしい。

線が全部引けたら、下に買ってきた2×4材を敷いて、コンパネを重ね合わせる。
なぜコンパネを重ね合わせるかというと、穴をあける手間を少しでも減らしたいからだ。

2枚重ねれば、穴をあける回数は減る

板がズレないようにクランプで固定したが、クランプがなければ適当な場所にコーススレッドで留めてしまうのもいいかもしれない。

次はいよいよ穴あけ。
チドリ状に線の交点にドリルで穴をあけていく。チドリ状にするのは、強度的な問題とTナットの節約のためだ。

画像のように交互に穴をあけていく。
チドリがわからない人は、画像と同じようにしてみてね。

1ヶ所間違って穴を途中まであけてしまったのは内緒。
どこかわかるかな?当てられた人には、穴あけのときにでたおがくずをプレゼントしない。

Tナットを打ち込む

次はあけた穴にこれでもかとTナットを打ち込む。

ちなみにTナットはこんな形状。
爪の部分がコンパネに刺さるようになっているので、ハンマーでどついてコンパネに固定する。

ムカつく人の顔を浮かべながら作業しよう。

ちなみに、このタイミングでTナットをキレイに打ち込み切らなくても、後でホールドをボルトで固定する際にしっかり締めれば圧着できる。だから、そこまできれいに打ち込まなくても問題はない。ただし、あまりゆるすぎると、ボルトを前から突っ込む際に外れてしまうので注意。←おっさんはやってしまった

ちなみに今回はあけた穴がコンパネ1枚当たり81個だったので、コンパネ2枚に対してTナットが全然足りなかった。
良い子はちゃんと事前の計算をしてから資材を購入しよう。な?

垂木を取り付ける

続いては垂木と呼ばれる柱みたいなものを取り付ける。長さは壁の高さにフィットするようにカットしよう。
梁(はり)に取り付ける際に、今回は余っていた端材をブラケット代わりにして取り付けた。
ビスは4.2×75mmのコーススレッドだ。

端材を正面から梁にビス止めし、端材の左から垂木をビス止め。2段階で垂木を壁に取り付ける。
ビスを斜めに入れて、直接垂木を柱や梁に取り付ける方法もあるが、難しいのでおすすめしない。←失敗した

コンパネの両端と中央に垂木が来るように設置しよう。
垂木の位置によってはTナットが干渉するかもしれないので、その際は適当に左右どちらかへずらせばOK。

実際にボルダリングをした感想でいうと、12mm厚のコンパネの場合、垂直壁なら垂木の数は3本でも強度は大丈夫という感じ。
垂木と垂木の間は多少たわむので、かぶっている壁を作るのであれば、4本から5本程度垂木を入れたほうが良さそうだ。

コンパネを垂木に固定する

続いては、コンパネを垂木に取り付けていく。

一番下は少し浮いていた方が使い勝手がいいので、適当な端材を入れて下駄を履かせるといいだろう。
今回は余っていた2×4材を下にいれた。

コンパネを垂木に固定するが、私は結構多めに固定した。
高さ方向には5本のビスを打っている。(写真をよく見れば見えるはず)

これを垂木それぞれに対して打っていくので、コンパネ1枚当たり15本のコーススレッドを使用した。
ちなみにコンパネを固定するのには3.8×45mmのコーススレッドを使用。

続いて2段目も取り付けていく。

1段目のコンパネに引っ掛けられるのでそれほど難しくはないが、それなりに危険なので、不安な人は2人で作業しよう。

ちなみに、おっさんは楽しくなって1段目が完成した時点で、ホールドを取り付けて遊んでしまった。
可愛いおっさんである。

ホールドを取り付ける

おっさんは、先に取り付けてしまったが、最後にホールドを取り付けよう。

今回は、M10六角ボルトでホールドを固定するので、8mmの六角ビットを使った。

六角ボルトでホールドを留める際には、ゆっくりと締め付けよう。
ボルトが斜めに入ったり、衝撃でTナットが外れたりするので、初回は特に慎重に。

Tナットを完全に圧着させるためにそれなりに締め付ける必要もあるので、インパクトの回り具合を確認しながら締め付けよう。
締めすぎはホールドに良くないはずなので、締めすぎには注意。

後はホールドの位置を整えて完成だ!

マットレスも忘れずに

結局、掛かった作業時間は2時間程度だったと思う。
2時間の施工と15000円程度の出費なら十分価値があるのではなかろうか。
壁自体はとっても満足だ。

壁は完成したけれど、他にも必要なものがある。
それは、マットレス。

マットレスがないとアクロバティックな課題はできないのだ。
しかし、恐ろしいほど高いのが既製品のマット。
おっさんには、そんな高いものを買うお金は当然ない。

マットレスについては、自作予定なのでこれはまた別の記事で

最後にできた壁でボルダリングを楽しむおっさんをどうぞ。