汲み取り式トイレのファンを自分で交換

汲み取り式トイレのファンが止まったときの恐怖を知っているだろうか。

ファンが止まった汲み取り式トイレの周辺は、驚くほど「動物園」と化す。
まるで、ゾウの檻の近くにいるかのような臭気が辺りに立ち込めるのだ。

調べてみると汲み取り式トイレのファンは割と簡単に交換できる様子。
設備屋さんに頼むのも面倒だし、お金もかけたくない!
「だったら自分で交換だ!」ということで、自分で交換してみた様子を紹介したいと思う。

「汲み取り式トイレのファンが壊れてしまった」
「汲み取り式トイレの家に住むからファンを交換したい」

という方の参考になれば幸いである。

汲み取り式トイレのファンが壊れて臭い

汲み取り式のトイレには「臭突」というものが設置されている。
臭突には「換気扇」のようなファンが設置されており、外に臭いを排出する。そのため、トイレの中には臭いがこもらないのだ。

ファンはモーターがついているだけなので壊れる心配は少ないが、流石に10年以上使用しているとガタがくる。
今回引っ越した古民家では、ファンが完全に止まっていたが、最初は全く気が付かなかった。

数年使用していなかったトイレだったので、しばらくの間は臭いはなし。
しばらくすると、用を足したものが発酵したのか、徐々に「動物園」の臭いが立ち込めてきた。
そうなると、もう最悪である。そこで、ファンの故障に気がついたのだ。

トイレの近くを通るたびに「動物園臭」
北陸の冬であっても、これだけ臭いが立ち込めたのは本当に恐ろしい。
気がついたのが冬で良かったと思う。

ファンを交換するまでの間は、コーヒー豆で消臭をした。

↑こんな感じで使用済みのコーヒー豆をお椀にいれて置くだけ。

コーヒー豆での消臭はなかなか優秀で、トイレに使用済みのコーヒー豆を設置してから、半日もすればほとんど臭いがしなくなった。
もし、一時的に消臭したいなら有効な手段だと思うので、ぜひ試してみてほしい。

汲み取り式トイレのファンは2タイプ

汲み取り式のトイレのファンは臭突に取り付けるが、そのタイプには

  • 先端型
  • 中間型

の2つがある。

先端型は、臭突の先端ni「ポンッ」と乗せてビスを締めるだけで簡単に設置できる。
設置が簡単な反面、臭突の先端に取り付ける必要があるので、設置位置が高く、施工が「大変&危険」というデメリットがある。
高所作業が苦手ならあまりおすすめしない。

中間型は、臭突の中央辺りに設置するタイプ。
短めの臭突に中間型ファンを取り付け、その上から更に延長するようにパイプを設置する。
設置位置が低いので施工は安全に行えるが、設置の方法は先端型に比べて多少面倒になる。

ファンを購入する前に、臭突の径を測っておこう。
基本的には直径100mmのパイプが使われているが、違う場合もあるかもしれない。

ファンなので当然、コンセントで電源を取る必要がある。
コンセントの位置によっては、先端型だと電源ケーブルが届かない可能性もあるので事前に確認しておこう。
ちなみに、私は確認していなかったので後で焦った。(無事に取り付けられたけど)

今回、私が採用したのはこの先端型だ。
実際にファンを購入して取り付けしたので、取り付けの様子を紹介していこう。

汲み取り式トイレのファンを先端型に交換する

汲み取り式トイレのファン交換はそれほど手こずらなかったが、前についていたファンをどうするかは少し考えた。

うちの臭突についていたのは、中間型のファンだったが、同じ中間型に交換するにはパイプを切ったり、穴をあけてビスで留める、もしくは接着剤でくっつけたりする必要がある。
穴をあけるのは面倒だったので、既存の中間型ファンを取り付けたまま、臭突の先端に先端型のファンを取り付けることにした。

臭突の先端には雨よけのカバーが接着されていたので、それだけを切り落として「カポッ」とはめた。
この作業については動画を見てもらったほうが速いように思うので見てほしい。

既存の雨除けカバーを切り落とす

ファン交換時に先端を切り落とす必要があったので、パイプをノコギリで切ろうとしたが、力が入らず早々に諦めた。

マルチツールを持っていたので、ものは試しにと使ってみたが、サックサクとパイプが切れた。

持っているのであれば、マルチツールを使ってパイプを切断するのがおすすめだ。

私が使っているのは山善の安いマルチツール

作業時には、メガネとマスクの着用をおすすめする。
パイプの切り屑が降ってくるので、顔に掛かってしまうのだ。
目にかかると痛いし、口に切り屑が入ると気分がゲンナリする。
仮にも「ぼっとん便所」の排気用パイプなのでね…私は思いっきり口に切り屑が入りましたよ。ええ。

先端型ファンを取り付ける

今回購入したファンは「オーム電機 / VT-16」だ。

「VT-16」は、付属のビス3個でパイプを締め付けて固定する。

カポっと上にかぶせて3ヶ所のビスを均等に締め付けていくだけで終わりだ。

最後に屋外に設置されているコンセントに電源を挿せばファンが稼働する。

ファン交換のその後

ファンを交換して1ヶ月ほどたったが、ファンは問題なく稼働している。

ただ、その後少し気になる点はある。
今回取り付けした「VT-16」がうるさいというわけでは無いのだが、若干の駆動音がするのだ。
ファンの駆動音が臭突の中で反響して、結構大きな音になる。
うちの場合は、生活空間から離れているのでそれほど気にはなっていないが、寝室などが近いと気になるだろう。

実はファンを購入する際に、価格の高い「静音ファン」にするか迷った。
価格は3倍くらいするし、結構難しいところだったが、今回の音のレベルなら「VT-16」にしてよかったと思う。
音に敏感な人は、静音に定評のあるパナソニックのファンにするといいだろう。