田舎の生活費っていくらかかる?実際の生活費を赤裸々公開

田舎に移住すると考えたときに気になるのが生活費。
ネットで調べてみると、都会に比べて安いという話もあれば、そんなに安くないという話もある。
どっちつかずの情報をみて

「店舗競争の激しい都会と比べると物価が高いんじゃないの?」
「公共交通機関がないから車の維持費が大変そう…」

と思う方も多いのではないだろうか。

そんな方に向け、田舎での生活費がどのくらいなのかを、1年前に限界集落へ移住した私の経験談を交えて紹介していく。
田舎移住を検討している人の参考になれば幸いだ。

どんなライフスタイルを望むかで生活費は大きく変わる

↑釣ってきたアジづくしの食事、ほぼ0円

身も蓋もない話にはなるが、望むライフスタイルによって生活費は大きく変わってくる。

田舎であっても外食ばかりしていれば生活は高くなってしまうのは当然のこと。反対に田舎ならではの、自給自足に近い生活をすれば食費はカットできる。畑や釣り、養鶏などをすれば食費はかなり節約できるだろう。もし、自分で山へ行き薪を作るのであれば、冬の暖房費用も安くつくかもしれない。ただし、こういった生活には労力が必要だ。生半可な覚悟では、都会で育った人にすべてこなすのは大変だろう。現に、私もその大変さを実感している。リアルどうぶつの森と言えばわかりやすいだろうか。

車においても同じで、移動を極力少なくする生活を心がければガソリン代は大幅にカットできる。思いきって原付バイクのみにし、車を持たない生活をすれば維持費はとても少なくなる。とはいえ、車なしの生活は相当大変だ。車がなければ雨の日の移動は苦痛だし、スーパーでの買い物の量も限られてくる。田舎で車を持たない選択をするにはそれなりの覚悟が必要だろう。

どこまで快適性を求めるかによって大きく生活費は変わってくる。このことは忘れないでいただきたい。

我が家の生活費を大公開

現在、我が家は立ち上げ前の「ほくほく邸」に、妻と2人で住んでいる。その生活費の内訳を紹介しよう。

1ヶ月の生活費

我が家の生活費は2人分で大体こんな感じ。北陸の2月の内訳になるので、1年で最も暖房代のかさむ時期だ。

家賃10,000円
水道代2,000円
電気代3,500円
灯油代10,000円
テレビ・インターネット費6,500円
携帯代(2人分)3,400円
食費(2人分)20,000円
合計55,400円

1人当たりで考えると27,700円。

家賃は1万円というのに驚く人もいるかもしれないが、限界集落では家賃1万円は珍しくもない金額だ。しかし、不動産屋を介した場合だと、この金額では家を借りられないだろう。この家賃で家を借りるには、個人から家を借りる必要がある。この点については、別の記事で詳しく解説しているので、気になる人は読んでみてほしい。

我が家は3食全て自炊している。近所の農家さんのお手伝いもしているため、野菜を買いに行かなくても分けてもらえる。そのうえ、魚介類も時々分けてもらえるので、肉や卵、乳製品、お菓子、コーヒーなどしか購入していない。我が家の食費のウェイトの多くは、コーヒー、スイーツ、アイスだ。いただける食材、採った食材のクオリティが高く、食費の額に対しては相当贅沢な食事ができている。

光熱費はそれほど高くない。石油ファンヒーターを使用していて、暖房費も月1万円くらい。できるだけ1つの部屋で過ごす工夫もしている。また、田舎の光熱費で大きなウェイトを占めるプロパンを契約しないという工夫もしているのも、光熱費を安く抑えられている要因の1つかもしれない。プロパンを契約しないにはどうすればいいのかについては、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてほしい。

スマホはお互いに格安シムを利用しているのでかなり安く済んでいる。我が家はマイネオを契約しているが、一人当たり1700円くらいのスマホ料金だ。

車両維持費

↑大きな車はDIY資材の積み込みに必須だ

我が家はセレナ(2000cc)1台と原付きで生活しているが、原付きの維持費は微々たるものなので、ここには含めていない。

ガソリン代・オイル交換費については月600km走行、燃費は10km/L、ガソリンは140円/Lで想定している。

ガソリン代8,400円
オイル交換費960円
車検費用5,000円
自動車税3,625円
重量税2,733円
自賠責保険897円
任意保険4,166円
合計25,781円

タイヤや消耗品の交換費は含めていないので、実際には突発的な費用が多少かかるが、月当たりの維持費はこのぐらいだ。駐車場代はもちろんタダ。土地が広すぎて、近所の人に言えばタダで貸してくれる場合も珍しくない。とはいえ、車の維持費は生活費と同程度かかっていて、改めて計算してみて驚いた。

しかし、私は車を手放すことは考えないと思う。やっぱり便利だし、DIYの資材運搬やアウトドアには欠かせないからだ。
でも、次に買うなら軽バンをかな?と考えてしまうのも事実。

毎月の出費、合計は?

生活費と車両維持費を合わせても、2人で81,181円。1人あたりに換算すると4万円強だ。

ここには交際費や娯楽費が含まれていない。しかし、田舎では交際費や娯楽費もほとんどかからない。

都会では「毎月3万円くらいないと付き合いもままならない」という人も多いかもしれないが、基本的に田舎では店が少ないため飲み会は宅飲みだ。そのため、費用は普段の食事に毛が生えたほどしかかからない。都会では一回の飲み会で5,000円かもしれないが、田舎の宅飲みなら1,000円でたらふく食べ、お酒もたくさん飲める。

趣味に使うお金は多少あるかもしれないが、畑や釣りが趣味なら全然お金がかからない。遊園地やカラオケもないし、やたらにお金を使わされる場面が少ないのだ。自分で娯楽を作れる人なら出費は都会よりも圧倒的に抑えられるだろう。

田舎の生活費は車の維持費を含めても安い

田舎の生活費は、

  • 家賃が安い
  • 食材がタダで手に入りやすい

という点が大きく影響し、かなり安いものとなっている。車の維持費も確かに高いが、駐車場の費用がかからないので生活を圧迫するほどではないだろう。

ただし、生活費が安いからという理由だけで田舎へ移住するのはおすすめしない。古い家のメンテナンスは大変だし、草刈りは面倒だし、虫も多い。地域独特のルールがある場合もある。そういった理由から、田舎への移住は、一度現地に数ヶ月住んでみる2段階移住がおすすめだ。

2段階移住についてはこちらの記事で詳しく解説している。

田舎は「自分でなんとかする精神」を持っていれば、相当生活コストを抑えられる。パーソナルスペースも広いので快適だし、ゴミゴミしていない。仕事を選ばないという人やリモートワーカーの方には相当おすすめだ。

私の運営しているシェアハウス「ほくほく邸」では2段階移住もサポートしているので、田舎暮らしに興味のある方はぜひ「ほくほく邸」のページをチェックしてほしい。

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