思うように動けない日々と支えられている実感

僕はほくほく邸を運営する傍ら、今年からじゃがいも栽培にチャレンジしています。ですが、5月に腰を痛め、ヘルニアになってしまいました。

農業にチャレンジすると言ったのに、腰を痛めてしまっては何もできません。文字通り、僕は無力でした。そんなときに支えてくれたのが妻と農家さんとシェアハウスのメンバーでした。

疲れたら休め

腰を痛めた状態で土寄せを頑張る僕

僕は昔から追い込む癖があります。でも、それが悪かった。

能登の穴水町に移住してからというもの、農業や林業などに広く浅く首を突っ込みました。昼は農業や林業をして、夜にはパソコンで情報発信やライターの仕事をする日々。

もちろん農業や林業では、体を使うので腰に負担がかかります。腰に負担を掛けたあと、デスクワークでさらに腰を使っていては、疲労が蓄積されるのは目に見えています。

腰を痛めたその日は、冬が明け気温が上がり農作業が忙しくなったタイミング。それと同時に、来客や雑務に追われて、疲労が溜まっていたのを覚えています。普段ならしっかり腰を落として、背中を丸めないようにして重いものを持ち上げるのですが、疲れすぎていて腰を落とすのも億劫になっていました。

膝を伸ばした状態で、大きいU字溝を持ち上げた瞬間「ピキッ」っと背中に痛みが走りました。それからは、痛みと戦いながら騙し騙し活動していましたが、痛みはなかなか取れず…。結局、鍼灸院と整形外科にかかり、MRIの結果でヘルニアになっていたことが判明しました。

ヘルニアになってから一ヶ月半が経過していますが、未だに完治はしていません。疲れていた日に、じっくりと睡眠を取る選択をしていれば、U字溝を持ち上げるときに腰を落としていたのかもしれないと思うと、時々悔しくなります。

支えられている実感

ヘルニアで腰を痛めている間、色々な場面に出会いました。そのときに感じたことは「支えられている」という実感です。「玉ねぎの収穫」と「じゃがいもの収穫」のときには、ありがたさしか感じませんでした。

去年から何度もリピートしてくれている住民のにっしーは「重いのはやるから」と率先して手伝ってくれました。もう、この男はパワフル過ぎて農家さんにも気に入られまくっています。

たまたま来てくれた日本一周中の友達

じゃがいも収穫のときには、シェアハウスのみんなや農家さん、そしてママチャリで日本一周中の友達(instagram)に手伝ってくれました。僕はトラクターで掘り起こしただけ。ほんとは僕が一番じゃがいもを拾わないといけないのに…。

じゃがいもを入れたコンテナを運んでいるときには、70代のばあちゃん二人に「あんたはなんもせんとけ、私らもつから」と言われました。頼もしいやら情けないやらの複雑な感情がこみ上げてきました。無力感がすごかったです。

そんな情けない僕でしたが、じゃがいもの収穫が終わると農家さんからは「うまいことやった」と褒めてもらえました。腰が完治したら、しっかりと恩を返していきたいなと思っています。

ヘルニアになったのは最悪でしたが、改めて人間は支え合って生きているのだな…と実感できるいい機会になりました。しばらくは謙虚に生きていけそうです。