【5~6月滞在】えうぴーのほくほく邸体験記

はじめまして、ほくほく邸に5月〜6月にかけて滞在していた入居者の「えうぴー」です。

東京でサラリーマンをしていて、コロナが収束すれば出社での働き方をすることになります。加えて、公務員妻と3歳の娘と暮らしているなど、地理的自由度のあまり高くない生活をしていますが、遠くない将来に多拠点生活を築いていきたいなと思っています。

大学生で上京して以来、東京生活が15年ほどになるのですが、地方移住を考え始めたのは大学4年生の頃でした。一方で、地方に定住する以外の人生経験的な冒険欲もありつつ、都会の良さも感じているところもあります。そんな気持ちの中、現在は東京に住んでいます。

そんな僕が、なぜほくほく邸に来たのか、何をしたのか、ほくほく邸の味を引き出す活用方法など、超個人的な視点からチラリとご紹介してみようと思います。

1.ほくほく邸にきた理由について

1.1 地図を眺めていたら能登が気になった

大学時代は地理学を専攻していて、地図を眺めるのが大好きです。産業や文化、ひいてはその土地の方々の気質まで、時間をかけて育まれてきたことへ思いを馳せながら、それらを調べたり想像しながらいろんな妄想をするわけです。

そうやって気になった場所を訪れ、暮らしを覗き見し、他拠点移住の候補地探しをしながら、そこで得たいろんなアイデアを自分のライフスタイルに取り入れていくのが楽しいのです。

そんな僕が能登に興味を持ったのは、もともと伊根の舟屋(京都)を見て素敵だな〜と思ったのがきっかけで、

  • 日本海側(私はこっちの魚が圧倒的に好きなのです)
  • 波除けになってくれる地形がある
  • 観光客が多いわけではない
  • 東京からのアクセスが悪すぎない

ところをGoogleMapで拡大縮小を無限に繰り返して探していたら、九十九湾や穴水が気になったというのが始まりでした。

1.2 土地をよく知るためには人との繋がりが必要

とはいえ、そこにある「暮らし」がもっと重要だと思います。地形や交通がハードだとすると、こちらがソフトのイメージ。人がいて、営みがあり、価値観があり、百者百様のライフスタイルがあります。それを、ホテル滞在でチラッと巡るだけじゃ、その土地はわかりません。「暮らしを覗き見」させてもらうのは、地域と繋がることが必須で、繋がるきっかけが大切です。

地元の人と話す機会を増やしたいので、オーナーの中田夫妻が地元と繋がっていることはとても心強かったです。自分も田舎出身ですし、田舎の滞在経験も多いので実感していますが、きっかけがないとただの「よそ者」で終わってしまいます。なので、この点はとても重要だなと思っていました。

加えて、かつてシェアハウスに住んでいた経験から、「一人では腰が重いようなことも、シェアメイトと一緒ならできてしまう」というマジックを体験してきました。この点においても、Twitterや面談を通じて、中田夫妻がなんでも楽しんでやってしまう性格だろうなと感じたので、気が合って楽しめそうだったのが決め手でした。

2.ほくほく邸ではなにをした?

2.1 喋った

とにかく、畑に行って、喋りました。笑

夫妻を応援してくれている農家さんが何軒かあり、畑仕事のお手伝いにたくさん行きました。僕も実家が農家ですし、畑仕事を学びたいという気持ちはさほど強くなかったんですが、農家のお父ちゃん・お母ちゃんの人柄がとてもとても素敵で。

畑作業だけでなく田舎の冬の重要な燃料作り(=薪割り)も

その他にも、住人の方も参加される週1回ヨガ教室、しばしば来る面白い訪問者など、きっかけには事欠きません。これで地域の解像度がどんどん上がっていくんですよね。

中田夫妻が築いてきた繋がりを「お裾分け」してもらう形で、話が生まれるきっかけをたくさんもらいました。これは、その他の滞在方法ではなかなかできないことかなと思います。

もう一つの喋るは、「遊んだ」こと。

釣り・ボードゲーム・料理…などをしながら長時間一緒に過ごしたこと。日常生活で人と会うとき、つい食事をして終わりになりがちですが、地理的・時間的制約を外すと、こんなに豊かになるのだなぁと改めて実感しました。

働いて遊んで、採って作って、喋って食べて

2.2 ダベった

滞在中、穴水町内の別の集落に住んでいる方との出会いがありました。移住のきっかけは景色で、「自分の家の前の景色」が一番綺麗で、海を眺めながら焚き木をするのだとおっしゃっていました。それが気になって仕方なかったので、彼の家の前の堤防でダベったのも、一つの良い思い出です。

それ以外にも、夕涼みに景色の良い浜辺まで散歩してダベるなど、緩めるには最高の環境がどこにでもあります。

読書をしたり、ただボーッとしたり。娘と海水浴もしました。

2.3 作った

もともと僕はパン作りや珈琲焙煎などもやるほどクッキングパパなのですが、ほくほく邸だからこそ生まれる「小さなクリエイティブ」が最高だなと思っています。

何気ない会話の中で

「久しぶりにハンバーガー食べたいね〜」(当然ハンバーガー屋さんは近くにない)

と発した一言に対して、

「あ、じゃあ明日作る〜?」

「たまねぎ収穫してきたしめちゃ贅沢に使ってみる?」

「ほなバンズ焼くわ〜」「パテ作りまーす」「俺のレタス収穫しとくわ」

と展開して、オリジナルバーガーができあがりました。

この手の話題には事欠かず、「カレイをもらったから」「フキが大量にあるから」「この器具使ってみたかったから貸して」「ちょっと蕎麦打ちせーへんー?」などなど。

きっかけと素材が転がりまくっていて、その状況を楽しめる仲間がいて生まれる創造、最高でした。

2.4 食べた

何を食べたかは割愛です。最高のシェアメイトに恵まれて、編集し甲斐のある素材に恵まれて、滞在中ほぼ全日呑んでました。という状況から想像してください。笑

農家のお父ちゃん・お母ちゃんの家に招いてもらって、手料理をいただいたことも。

美味しいものがありすぎるので、是非、現地で体感してほしいです!

2.5巡った

「蔓延防止」期間だったので目をつけていた施設などは閉鎖中ということであまり巡りませんでしたが、ほくほく邸がきっかけで移住した方のお店・景勝地・温泉・絶景街道ドライブなど、観光的なことも少しはしました。

  • オシャレ系本格スパイスカレー屋さん「いかなてて」
  • 熟成魚を使った最高のお寿司を食べさせてくれる「津久司」
  • 絶景の日帰り温泉、ラブロ恋路
  • 長閑な風景を眺めながら食べるマルガージェラート

の4つを巡るのは、どうかお忘れのないように。

ほんと、これを日常的に味わえるというだけで最高の贅沢です

ところで移動手段について一つオススメを。

僕は当初、能登空港を利用する予定でしたが、1ヶ月28,800円というレンタカーを見つけたので、新幹線の新高岡駅でレンタカーを借りました。

道中、必要なものを調達しながら来れますし、珠洲や輪島への遠出もできて良かったです。

ジャパンレンタカー

上記プランは期間限定のようですが、マンスリー専門のレンタカー屋さんもありますし、移動手段のない方は選択肢として検討してみてもよいのではないかと思います。

3.これからやりたいこと

3.1せっかくの縁をつないでいきたい

実は、ほくほく邸が楽しすぎて、地元の方に受け入れてもらえたのが嬉しすぎて、10日後に娘を連れてもう一回来ちゃったんです。農家さんの畑にお邪魔して一緒に体験させてもらったり、しのちゃんは花火を準備してくれたり、みんなに楽しませてもらい、心から感謝しています。本当にありがとうございました。

これからも僕の焙煎した珈琲などプレゼントを送ったり、もちろんまた訪れたり、できたら何かしらコラボしたりもして、ほくほく邸でつながった縁を、大事につないでいきたいなと思います。

そしていつしか僕たち家族も、能登と東京で二拠点生活を築いていく、なんてことになれば素敵だなと思っています。

海水浴に花火。早めの夏休みを、皆さんが演出してくれました。ありがとう!

4.ほくほく邸に来たいと考えている人に一言

4.1 遠慮せず相談してみて

ほくほく邸は共同生活ということもあり、面談をしています。逆に言えば、やりたいこと・気になっていることを相談できるチャンスでもあるので、面談時に相談してみるといいと思います。自分の実行力も必要だと思いますが、率直に中田夫妻やシェアメイト・地域住民にアドバイスを求めてみることで、いろんなアシストを出してくれる環境だと思います。

4.2 TakeだけでなくGiveも忘れずに

ほくほく邸がある村のような限界集落では、ましてや共同生活をするシェアハウスでは、正直、人間力みたいなものが試される部分はゼロではないと思います。

でも結局、人ってシンプルで、思いやりのある人、嬉しいことをしてくれる人、には優しくしたくなりますよね。

例えば、

  • お土産やお返しを持って行く
  • 料理を多めに作って持って行く
  • 畑やイベントに誘われたら100%の気乗りでなくても行く

とかで会話のきっかけができるし、相手に喜んでもらえると思います。

(畑の労働力になるのは一番感謝されるかも。笑)

僕は周りの人にも喜んでもらいたいなという気持ちがあるのでやっていただけですが、自分がGiveできることも考えながら過ごすと、より充実した滞在になるのではないでしょうか。

Giveすればするほどなにかと誘ってもらえますし、動けば動くほど面白い偶発事象と遭遇できますので。

「遊ぶ」感覚と「小さなクリエイティブ」が日常にある生活、是非、楽しんでください。