ほくほく邸体験記「てらしー編」

初めまして、8月上旬から1ヶ月間ほくほく邸に滞在していた「てらしー」です。7月のとある昼どきに、Twitterでほくほく邸を見つけて即入居の申し込みをしました。Twitter経由でほくほく邸を見つけたとオーナーの方に伝えると喜ばれます。

ほくほく邸に向かう日、事前にほくほく邸の場所を詳しく調べず、ほくほく邸までうまく辿り着けませんでした。金沢駅から高速バスに無事乗ることができましたが、到着した場所は全く知らない田舎の場所でした。

旅先のトラブルには慣れているので「よし!」と気合を入れ直し、同じバス停で降りた人をナンパし、車に乗せてもらうことに成功。その人にいろいろと話を聞いてみると、長野から最近移住してきたとのこと。その人は20代後半で希少なカエルの養殖で生計を立てていると聞き、びっくりしました。

何はともあれ、ほくほく邸に無事到着して足を踏み入れた感想は「コレコレ!田舎のおばあちゃんちだ」でした。意外にもほくほく邸は綺麗で安心しました。ここからリアル僕の夏休みがスタートしました。

ほくほく邸にきた理由について

ほくほく邸にきた理由は、コロナのせいでマレーシアに語学を学びに行けず、2番目にやってみたかった農業体験をしてみようと思ったからです。

今住んでいる場所が都会なので、人が少ない場所でのんびり過ごしてみたかったのも理由の一つです。

初めて農家さんのお手伝いに行ったときに「なぜほくほく邸にきたの?」と聞かれます。地元の方はコンビニすらないド田舎に、わざわざ都会から遊びに来るのにとても興味がある様子でした。

他にもほくほく邸に惹かれた点は

①野菜の収穫がたくさんできそうだから
②田舎で生活費を極限まで下げてみたいから
③ドイツで能登半島出身の友人ができたから

です。

①野菜の収穫がたくさんできそうだから

今年の4月に自宅アパートを引き払い、約1ヶ月間浅草のゲストハウスで生活していました。そのときに仲良くなった先輩が、3年間も季節労働を続けている話を聞かせてくれ今年中に季節労働へ行こうと決めました。

どうして野菜を収穫したいかというと単純に楽しそうだったからです。実際には野菜の収穫はワクワクするほど楽しかったです。

②田舎で生活費を極限まで下げてみたいから

田舎でどこまでミニマリスト的生活ができるのか試してみようと思いました。ほくほく邸に持参した衣類も最低限しか持っていかず、Tシャツ4着とズボン1着、作業着1着だけ。洗濯機が自由に使えたのでとても助かりました。

③ドイツで能登半島出身の友人ができたから

ドイツで1年間働いていたときの同期が能登半島出身で、住んでいたアパートが同じだったこともあり仲が良かったです。

日本海側の魚は水質が綺麗で、ものすごく美味しいと聞いていたので、それを確かめることができました。魚好きということもあって、とても嬉しかったです。

ほくほく邸で体験したこと

ほくほく邸では田舎で体験できそうだと思いつくものがほとんどできちゃいます。

実際に体験できたことは

  • 野菜の収穫
  • ワインのブドウの収穫(海外に行ったときのネタに強いから有り難かった)
  • 釣り体験
  • 高校1年生とのシェアハウス生活
  • いろいろな魚をさばくこと
  • 蕎麦打ち体験
  • 魚市場のせりを見学
  • 刈払機での草刈り(ホームセンターで何十台も販売していたけど初めて使った)
  • テレビで初めて取材を受ける
  • 世界一のジェラートを食べた(マルガージェラート)

これだけでも沢山のことが体験できましたが、特に嬉しかったのは下記の4つです。

日本一のかぼちゃ作りに参加できたこと

かぼちゃの種付け、かぼちゃの相棒ソルゴー(かぼちゃの風よけ、草マルチとして使用)の刈り取り、かぼちゃの収穫や発送などかぼちゃの豆知識をたくさん吸収できました。最近はスーパーに行く、ついついかぼちゃは何県産のものかなと確かめてしまいます。

お金をもらわない働き方

ほくほく邸での農作業は、田舎のおばあちゃんちに行ってお手伝いしている感覚が一番近いように感じます。仕事ではないけど普段の仕事よりキツイ日もあり、ときには根性も必要です。農家さんから教えてもらったことは「風が吹き始めると10時を過ぎた合図なんだ」とドヤ顔で教えてくれました。ここの農家さんは1日2、3個名言が飛び出すので、それを聞くのも楽しみの一つですね。

草刈りを任せてもらえたこと

田舎生活が2週間を過ぎた頃から、帰り際に名指しで翌日の仕事の指名をもらうことがあります。シェアメイトの間では通称「指名制度」と呼ばれています。とても嬉しいことで、自分の仕事が認められたと感じました。

田舎を散歩してみるといたるところ草がボーボーでした。草刈りの営業をかければ、一躍ときの人にになれるくらいに需要がありそうでした。草刈りを仕事にすれば、田舎移住の際の仕事探しには困らなそうです。

村長より有名な名物農家の夫婦

お世話になった農家さんは村長みたいな人でした。昭和の頑固親父の顔だけど人情味があり、とてもユーモアのある方です。ガソリンスタンドや道端のおじいちゃんに気軽に挨拶するほどフランクで驚きます。

定食屋さんで隣の席に座ったサラリーマンとも知り合いだったり、魚市場のおばちゃんにも知られていたりと、ただただすごい人なんだなと感じました。それを支える農家のお母さんはいつもゲラゲラ笑っていて底なしに明る買ったです。

これからほくほく邸に来る人たちへ

ほくほく邸での生活は、部活を引退した大学生、仕事を辞めて田舎を回り始めた社会人と3人の共同生活でした。ここにはテラスハウス的キラキラ要素はゼロ。1度くらい早起きしてコーヒーを入れたり、お洒落な朝食を作ったりできたらもっと面白かったかなと思います。シェアメイトとはこれからの進路の話をしてみたり、ダジャレを言い合ったりとたわいのない会話で盛り上がりました。

能登半島には農家の人たちや海、大きなかぼちゃ畑、美味しいおすそ分け(お手伝いを頑張った日によくもらえます)と、都会ではなかなか味わえない楽しみが山ほどあります。

コロナが長引かなければきっと能登半島には来ていなかったことを考えると、ものすごく能登半島に運命を感じました。

田舎に興味がある、農作業をやってみたい、ほくほく邸に住んでみたいなど、ほくほく邸が少しでも気になった方や行こうかどうか迷っている方は、ぜひ足を運んでみることを強くお勧めします。

迷っていたことがもったいないくらい、能登の壮大な景色、田舎体験が待っていますよ。